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(有)末廣軒
創業
社長 佐々木博史さん 大正から昭和にかけて函館市末広町にあったという「末広餅」で15歳の頃から修行し、腕を磨いた先代が、25歳の時に現北斗市昭和町に和菓子の個人商店として「末廣軒」を開業したのは昭和8年(1933年)のこと。昭和46年(1971年)には、大学を卒業した現社長・佐々木博史氏が店の経営に加わり、昭和53年(1978年)に有限会社「末廣軒」となった。

↑社長 佐々木 博史さん

企業の場所を地図で確認できます
「(有)末廣軒」の場所を地図で確認できます。
創立 1933年 創業
(1978年6月1日有限会社へ組織変更)
代表者 社長 佐々木 博史
住所 〒049-0162
北斗市中央2丁目1-4
TEL (0138)73-3122
FAX (0138)73-4013
E-mail suehiro@navy.plala.or.jp
URL www.hokuto-jolicreer.com/
従業員 30名(パート含む)
年商 2億5,000万円
資本金 300万円
 
主要な商品・サービスの紹介
洋菓子ブランドの「ジョリ・クレール」では、日進月歩の洋菓子の技術や新しい味を追求し、和菓子ブランドの「末廣軒」では、日本古来の伝統の和菓子を伝えている。
「ジョリ・クレール」では、物産展でも人気の白ワインが香る一口スフレチーズケーキ「ジョリクレチーズ」や、まろやかでしっとりとした味わいの「純生ロール」、もちもちしっとりとしたシュー皮の中に、甘さ控えめのカスタードをたっぷりと詰めた「もちもちシュー(店舗売りのみ)」等を販売。
「末廣軒」では、細かく砕いた栗が餡に練りこまれた上品な甘さの「栗饅頭」、先代が修行し、末廣軒ののれんを伝える「末ひろ餅」など、伝統が息づく上生和菓子等を販売している。
末廣軒の店舗
▲末廣軒の店舗
 
事業の展開は"先の先"を考える
昭和58年(1983年)、函館市内の大手スーパーにテナントとして出店。商圏と事業の拡大を狙った。しかし、冠婚葬祭の引き出物として定番だった和菓子も、次第に乾物や商品券に取って替わられていき、和菓子の売上は年々減少の一途であった。同時に、冷蔵保存技術が向上し、その一方でメディアでのCMなどの影響もあって、子供が喜ぶものが和菓子から洋菓子へ変化していった時期が重なる。
時代は洋菓子を求めている
そう感じた佐々木社長は、平成8年(1996年)テナント事業から撤退。同時に、「末廣軒」の洋菓子ブランドとして、「Joli Creer(ジョリ・クレール)」を現在の場所(北斗市中央2)に開店。国道227号ロードサイドで、駐車場を備えた同店は、旧上磯町だけではなく、函館市内などからも噂を聞きつけた客がわざわざ買いに来るという人気の洋菓子店となった。商圏拡大の見込みを確信した佐々木社長は、平成14年秋に「末廣軒」も現在地に移転させ、現在は、製造工場・和菓子店・洋菓子店・喫茶と4軒が国道沿いに連なっている。
Joli Creer(ジョリ・クレール)
▲Joli Creer(ジョリ・クレール)
 
物産展事業への進出
洋菓子ブランドの立ち上げや店舗移転など、佐々木社長は、事業の次の展開を常に考えて実行し、そして成功させてきた。その実行力で、現在最も勢いに乗った展開をしているのが、物産展事業だ。
平成16年(2004年)に、更なる商圏の拡大を狙い、本州などでの物産展事業へ参入。東京立川の高島屋からスタートした事業だが、3年後には、年間延べ800日間の物産展参加となった。いつでも並行して2〜3箇所の物産展に参加していることになるという。
とにかく、函館にはがんばってほしい!洋菓子で函館・道南全体を盛り上げたい。函館にはそのトップを走ってほしい。
佐々木社長は、「ジョリ・クレール」を日本全国で知ってもらうことで「函館・道南」のブランド価値も高まると考えている。
また、小さな都市の物産展にもできるだけ参加するよう心がけているという。こうすることで、遠くの顧客にも安価な商品を提供でき、北海道や函館のブランド価値を高めることに繋がると考えたからだ。
一方で、この物産展事業と併せて効果的なのが、インターネットによる販売だ。物産展やクチコミで「ジョリ・クレール」の洋菓子を知った人が、インターネットを介して商品を注文してくれるのだ。
商圏は函館だけではない。佐々木社長は、インターネット通販と物産展事業を通して、自社商品の販路を独自に拡大中だ。
その考え方と実績の1つの現れが、「マルメロ」を使った新しい和洋菓子の開発と販路開拓だ。
店頭に並ぶケーキの数々
▲店頭に並ぶケーキはどれもおいしそうだ

 
地元産品に徹底してこだわる
末広軒は、これまでも、北斗市(旧大野町)の特産果実「マルメロ」を使った「サワータルト」を商品化するなど、地元産品を活用したスイーツの新商品の開発に意欲的に取り組んできた。そうした経験を基礎に、平成27年、同社は地元であらたに栽培され始めた新品種の果実「ワインベリー」を用いたスイーツの共同開発に着手した。
ワインベリーはバラ科の植物で木苺に似た赤い実・甘酸っぱい味だが、これまでは商品化の事例はほぼ皆無。この希少植物に着目した地元の農家が最近栽培に着手、果肉をジャムに加工する業者とも協力して同社が商品化に挑戦する。酸味の効いた独特の甘味と真っ赤な発色がロールケーキやムースなどに格好。平成27年7月には国の「農商工等連携事業」の認定も受け、公的支援の枠組みも出来上がった。平成28年に開業の北海道新幹線の終着駅が設置される北斗市の観光事業の進展に向けたあらたな魅力に育つことが期待される。
ワインベリーの実
▲ワインベリーの実
 
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