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(有)小川食品
一発発起のUターン
社長 小川 宏さん↑社長 小川 宏さん
小川さんは29歳の時、都内で勤めていたファッション関係の仕事を退職し、出身地である今金にUターン。はじめのうち、豆腐の製造は父親の仕事で、小川さんは父親の作った豆腐の販売を手がける一方でこんにゃく、うどん、白滝、ラーメン等の製造販売をしていた。
平成6年(1994年)、父親の引退に伴い、あとを継いだ小川さんは、豆腐製造工場を増築し、(有)小川食品を設立。本格的に事業に取り組むこととなった。
企業の場所を地図で確認できます
「(有)小川食品」の場所を地図で確認できます。
創立 1984年
代表者 社長 小川 宏
住所 〒049-4308
瀬棚郡今金町字今金223
TEL (01378)2-0077
FAX (01378)2-1138
E-mail  -
URL http://www.ogawa102.com/
従業員 9名
年商 6,000万円
資本金 800万円
 
今金という地の利
「自然の宝庫の中でやれていることが一番の武器」と、小川さんは語る。今金では、昔から家庭での豆腐作りが盛んに行われており、日本屈指の清流である後志利別川と、良質で粒の大きい鶴の子大豆という組み合せは、豆腐づくりには最適な環境であるという。さらに、それらの旨味を最大限に引き立たせるにがりを選定するため、全国から数百種類取りよせ、およそ3年という歳月をかけて、現在使用するにがりに行き着いたという。
小川さんは、地元の鶴の子大豆を使い、一口食べて違いのわかる「本当に美味しい」商品作りを目指すことが、本当の意味での地域ブランドに繋がると自信を見せた。
今金町中心部を流れる後志利別川
▲今金町中心部を流れる後志利別川
国土交通省「清流のふるさと」後志利別川のページ
  より転載
 
鶴の子豆腐の開発
根強いファンが支える人気商品「小川さんちの鶴の子大豆」には、誕生秘話があった。札幌のデパートで開かれた食品加工フェアに小川さんが出品したところ、あるバイヤーから「輸入物の大豆ではなく、地場の大豆で豆腐を作ってみてはどうか」とアドバイスを受けた。これが「鶴の子豆腐」開発の原点になった。
小川さんは早速、鶴の子大豆を原材料とした豆腐開発に取り組むことにした。地元の農家に掛け合って一俵の鶴の子大豆を分けてもらい、味を確かめた。
小川さんは「鶴の子大豆を使った豆腐の方が味が良い。しかし、普通の豆腐と極端に違うというところまではいかなかった。」と当時を振り返る。輸入物の大豆と比較すると、今金産の大豆は価格が高いため、一般の豆腐より、値段が高くても納得して買ってもらうためには、味という一点で突出する必要があった。
鶴の子大豆が完成するまで実に3年の開発期間を要した。小川さんが最も苦労を重ねたのは、にがりの選定である。豆乳を凝固させる役割を担うにがりは、鶴の子大豆に最も相性の良いものでなければならない。小川さんは何百種類ものにがりから、何度も試作を重ね、最も美味しい豆腐を作り出せるにがりを選び出した。
今金特産とうふ
▲小川さんちの「今金特産とうふ」

豆腐製造ライン
▲豆腐製造ライン
 
流通について
鶴の子豆腐のほかにも釜揚げ豆腐、手作り油揚げなど各種のこだわり商品があり、地元今金では、テーオーや農協(Aコープ)で販売。道内では、有名デパート(丸井今井函館ほか)・スーパー(イトーヨーカドー、さらに北広島市の「くるるの杜」や、訪問販売会社との提携もしている)などで販売されている。
販路の拡大については、「バイヤーさんを通した販売店さんとの契約や契約後の商売が成功するかどうかは、バイヤーさんご自身がどの程度、当社の商品にほれ込んでくださるかにかかっている」という。販売店とのパイプ役であるバイヤーが商品にほれ込んでくれることで、販売店も商品にふさわしい販売形態をとるようになり、双方にとってベストな関係が築けることが多いという。
今後も、同社の商品を気に入ってくれるパートナーと良い関係を保ちながら仕事をしていくことがベストな形であると小川さんは強調した。
バイヤーをほれ込ませる自信の「鶴の子大豆」と小川さん
▲バイヤーをほれ込ませる
  自信の「鶴の子大豆」と小川さん
 
今後の展望
昔ながらの製法や精神を頑固に守っていくことを念頭に置きつつ、リピーターに愛される商品作りに努めていきたいと小川さんは語る。一方で、黒豆を原材料とした商品「黒豆豆腐」の販売も定着し評判も上々。黒豆の持っているクセのある甘み。甘みの中にあるまろやかさが特徴。古くから地元の家庭で作られてきた黒豆豆腐は地産地消をみつめ直し、地場の原料を活用するために、地元生産者からも大きな期待を寄せられている逸品である。現在、黒豆豆乳や黒玉大豆でつくる厚揚も好評である。
地場の原材料をとことん活用
▲地場の原材料をとことん活用
 
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