函館・道南では、地元の資源やオリジナルな技術を活用したユニークな企業が数多く活躍しています。
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食彩工房
土木業からの転身
代表 佐藤武人氏
↑代表 佐藤武人氏

2007年、佐藤さんは、それまで経営していた土木関連事業から撤退。趣味でやっていた海釣りと料理の腕前を生かすべく、水産加工業に転進した。松前・上ノ国・江差の前浜で獲れる魚介を鮮度の高いうちに加工。従来品にはない独特の味で首都圏の百貨店の「北海道」展などで味にうるさい都会人に浸透、近年ファンの増加を強く感じるという。

創業 2007年
代表者 佐藤 武人
住所

〒043-0604
北海道檜山郡上ノ国町大安在79-2
企業の場所を地図で確認できます

TEL (0139)55-4500
FAX (0139)55-4178
E-mail shokusai.kirikomi@muse.ocn.ne.jp
URL http://www.shokusaikoubou.com/
年商 2,000万円
 
主力製品は「ホッケの切り込み」
製造品目には、ホッケの切り込み、スルメの塩辛、ホタテの松前漬、ヒラメ縁側のウニ和えなど、ユニークなものが多数並ぶ。いずれも独特の製法と保存料を極力抑えた調味の工夫で、漬物特有の臭みもすくなく食べやすい。
特に、ホッケの切込はもともと地場の伝統的食品。流通に乗りにくい小型のホッケを細切りにして骨を除き、塩と米麹で漬けて発酵させるという地元の伝統食品だ。食彩工房では小型で流通にのりにくいホッケを前浜直送の新鮮な状態で仕入れ、冷蔵庫で一晩干して水抜きの後に調理、塩分控えめ、熟成期間や調味料にも一工夫をかけて、都会人の食味に叶う逸品に仕上げた。
 
 
顧客獲得は百貨店の催事
とはいえ、開業から数年間は販路の獲得が最大のハードル。そんな時に渡島総合振興局の担当者から声がかかり、首都圏のデパートの物産展に出品が決まった。試食したお客さんからの評判で徐々に売上も増加してきたという。2015年度は、池袋東武デパートの「大北海道展」に渡島・檜山の10数店とともに出展、その後も有楽町北海道プラザや松戸伊勢丹などでの物産展が続く。最近では年間でのべ100日は催事に出店しているという。
「最初の頃は本当に売れませんでしたね。うちの品物は着色料や添加物は極力使わないので、見た目には美味しそうではない。しかも賞味期限は短い、さらに値段は他店の類似品より高いわけですから」という佐藤代表。
 しかし、冷凍で持ち込んだ食材を解凍して大皿に山盛りにして、試食してもらうと、多くの人が「これは美味い」と納得するという。そして、いまや珍しい「量り売り」となる。有名デパートの物産展に足を運ぶ首都圏の客は味にはうるさいだけに、ひとたび満足すれば「また来たよ」と毎年足を運ぶ、得がたいリピーターになってくれる。最近ではネット経由の注文も増えているという。なお店頭販売は近隣の上ノ国・厚沢部の道の駅でも取り扱う。
目玉商品「ほっけ」の切り込み
▲目玉商品「ほっけ」の切り込み
 
鍵は良質の原料確保
心配は高品質の原料の確保。近年は海水温の上昇などの影響でホッケやイカの漁獲が減少気味など、檜山地域の日本海側の漁場での水揚げには将来への危機感が深い。それでも、安易に輸入ものや冷凍ものには手を出さず、あくまでも地元産品にこだわり、自分の目で確かめて良質の材料確保に最大の注意を払う。
材料の仕込み
▲材料の仕込み
   
今後の展開
催事の出品はファンの獲得には有効だが採算は厳しい。今後はネット販売などの直販比率を高めて収益力を上げていきたいという。
 それに加えて、函館などのホテルや飲食店などで使ってもらう可能性を追求したいという。最近は道内のホテルから打診が来はじめており、手応えは十分。近いうちに是非実現させたいという。
地域の伝統食品に工夫を加えて現代風の味付けに成功した同社のユニークな海鮮加工品。値段は多少高くても、着色料・添加物・保存料を極力抑えた<賞味期限の短い>安全で美味しい食品の将来に期待したい。
多彩な商品群
▲多彩な商品群
 
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