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こんなことができます

微生物の様々な菌種や細胞内の小器官などを多重蛍光検出できます。

蛍光顕微鏡

 蛍光物質は、ある特定の波長の光を吸収して、それより長い波長の光を放出する性質を持ちます。蛍光顕微鏡は、標本を蛍光物質で染色して蛍光観察を行うもので、顕微鏡本体・光源・蛍光フィルターブロック・接眼レンズ・対物レンズという基本セットで構成されます。蛍光物質をマーカーとすることで特定の分子を識別できます。例えば蛍光物質DAPIはDNAと結合して紫外光を吸収し、青色領域に蛍光を放つことから、細胞の核染色や全ての細菌の検出・計数ができます。また、蛍光物質を標識した特定の塩基配列を有するDNAを用いて染色することで、微生物を種類別(例えば大腸菌、サルモネラなど)に検出でき複数菌種の多重蛍光検出も可能となります。さらに、ミトコンドリアや小胞体等、各種の細胞器官も蛍光抗体により蛍光で染分けすることもできます。

仕様

本体サイズ:H564×W360×D678

光源:水銀ランプ100W

蛍光フィルターブロック:

UV-1A(EX330-380、DM400、BA400)、DAPI(EX340-380、DM400、BA435-485)、FITC(EX465-495、DM505、BA515-555)、B-1A(EX470-490、DM505、BA520)、G-1A(EX546/10、DM575、BA580)、TAMRA(EX540/25、DM565、BA605/55)、Cy5(EX590-650、DM660、BA663-735)

接眼レンズ:10倍

対物レンズ:4倍、10倍、20倍、40倍、100倍(油浸用)

その他観察:位相差、微分干渉

※ご興味のある方は、研究開発部 食産業技術支援グループ 大坪までご連絡ください。

 ℡ (0138)34-2600

             (写真)蛍光顕微鏡