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平成20年度こんな機器が入りました

企業の新技術・新製品の開発などに北海道立工業技術センター設置機器をご利用いただくために、平成20年度設置機器を紹介します。

「ロジック・アナライザー」
平成20年度(財)JKA(旧名称 日本自転車振興会)補助金

パソコン、テレビ、ゲーム機などの家電製品や、生産ロボットなどの産業用機器では、アナログ信号とデジタ ル信号が数多く混在して複雑に制御されています。現在の通信・制御信号の主流はデジタル信号になっていますが、これらの機器等が正常に動作するためにはデ ジタル信号の電圧とタイミングが非常に重要です。
このロジック・アナライザーは、人の目では見ることができない高速なデジタル信号を同時に68本まで観測できるため、期待通りの制御がされているかどう かを評価することが比較的簡単にできます。また、デジタル信号の出力も可能な仕様になっていますので、新製品開発や部材の品質保証をお考えの際は本装置を 活用してください。本装置に関するご質問やご相談は機械電子技術科へお気軽にご連絡ください。なお、本装置は、平成20年度JKA補助金で設置されました。

ロジック・アナライザーの主な仕様
チャンネル数: 最大68ch
タイミングクロック: 500MHz/1GHz(フル/ハーフ)
ステートクロック: 450MHz
パターンジェネレータ機能: 48ch
TTL/CMOS/3.3V