機器・設備の利用

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【JKA(競輪)補助事業】導入機器遊星型ボールミルシステム

工業材料の粉砕・混合ができます。

遊星型ボールミルは、金属やセラミックスの粉末を均一に混合したり、細かく粉砕する働きを持った機器です。

遊星型ボールミルシステム写真
遊星型ボールミルシステム

本システムはボールミル本体と雰囲気制御容器からなり、金属やセラミックスの粉末と撹拌媒体となるボールを試料用容器の中に入れて、本体にセットします。試料用容器が、雰囲気制御容器の中で自転運動しながら公転運動することにより粉末は短時間で効率よく混合・粉砕されます。試料用容器の動き方が従来のボールミルとは異なり遊星の動きに似ていることから、このような名前が付けられました。

本システムは雰囲気制御ができる構造となっており、空気中では変質してしまうような粉末でも混合・粉砕が可能です。

本システムの活用例としては、次のようなものがあります。
一般に融点の高い金属やセラミックスで機械部品等を作製する場合、粉末冶金という手法が用いられます。数種類の粉末を混合・粉砕し、成形、焼成という工程を経て製品が作られます。ここでの混合・粉砕は、製品のでき映えを左右する大変重要な工程です。遊星型ボールミルはこのような粉末を用いる工業材料分野の研究開発に活用されます。また、蛍光X線分析等の試料調整用として活用することで、分析精度の向上が期待できます。

本装置は、[JKA(競輪)補助事業]により平成12年度に導入されました。
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