機器・設備の利用

主な機器・設備【ものづくり技術支援グループ】

EMIテストレシーバー

IoT機器が発する電磁気ノイズの周波数と強さなどを測定します。(EMI)

EMIテストレシーバー写真
EMIテストレシーバー

 EMIテストレシーバーは、主に、電子機器、電子部品、電子回路網等における放射ノイズや伝導ノイズを測定します。

 本装置は、主に電波暗室のシステムと併用することで、空気中に放出する電磁気ノイズ(放射ノイズ:30MHz~1000MHz)の測定や電源ラインを伝導する電磁気ノイズ(伝導ノイズ:150kHz~30MHz)の周波数に対する強度を測定します。

 近年、導入する機器やシステムに対して、他の機器に対して許容できない妨害ノイズを与えない能力(EMI)と、与えられた電磁気環境では正常に動作する能力(EMS)を両立する能力(EMC(電磁両立性))が求められています。
  本装置は、3m法の簡易電波暗室のシステムと併用することで、試作機器などが発する電磁気ノイズの強度がVCCIなどの規格に準拠しているのかを簡易的に確認することができます。IoT機器などの研究開発、信頼性や品質向上のための評価試験に利用することで、電磁波ノイズ対策技術や、設計・製造技術における課題解決に役立ちます。また、認証サイトへ持ち込む前の事前チェック用途としてご活用いただければ、認証の合格率アップにも役立ちます。

本装置は、北海道AI・IoTオープンイノベーション・プラットフォーム構築事業 (経済産業省/平成30年度補正予算[地域新成長産業創出促進事業費補助金])により令和元年度に導入されました。

補助目的であるIoT機器の開発に沿ったご活用をいただきます。

【お問い合せ・お申し込み先】

詳しい仕様やご利用方法などお気軽にお問い合わせください。

北海道立工業技術センター ものづくり技術支援グループ
TEL:0138-34-2600

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