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一般技術研修会の開催報告

 

「食品保存技術の全体像とロングライフ化について」

~保存技術の基礎から(ロングライフ)惣菜・レトルト・無菌包装技術まで~

日 時:令和7年9月25日(木)13:30~16:30

会 場:北海道立工業技術センター 会議室

講 師:増田食品開発コンサルティング 代表 増田 敏郎氏

参加者:20名

近年、食品ロス削減の推進に伴い、食品の賞味期限の延長(ロングライフ化)が注目されており、製造工程における生産技術の向上や気密性の高い包装資材の開発など、ロングライフ化に関する技術開発が進んでいます。本研修会では、食品保存の基礎、ロングライフ化技術、ロングライフ食品の品質および工程管理、包装材料などについて、事例を交えながら、食品のロングライフ化技術の全体像と重要点を解説いただきました。近年、食品のおいしさにとって、味や香りは重要な要素となっています。

 

 

 

 

 

 

「粒度分布測定セミナー」

~レーザ回折・散乱式粒子径分布測定装置を用いた測定法~

日 時:令和7年10月17日(金)13:30~15:30

会 場:北海道立工業技術センター 会議室、耐候耐食試験室

講 師:マイクロトラック・ベル株式会社

テクニカルサービスセンター 東京営業所 技術 村井 敦紀 氏

参加者:5名

飲料、食品、医薬、バイオテクノロジー、化学物質、金属など、粉体粒子に関わる新素材・材料開発においては、粒子径の制御が重要です。本研修会では、粒度分布の基礎、測定原理、測定事例の紹介が行われ、あわせて粒度分布測定装置を用いたデモ測定を実施しました。

 

 

 

 

 

 

「熱分析(入力補償型示差走査熱量測定装置)セミナー」

日 時:令和7年10月24日(金)15:00~16:30

会 場:北海道立工業技術センター 複合材料成形試作室

講 師:工業技術センター 研究開発部 マテリアルテックグループ 小林孝紀

参加者:7名

素材高分子、半導体用高分子、金属材料、食品素材などの材料を取り扱う際には、融点などの転移温度や単位熱量測定といった熱特性が重要な品質指標となります。本研修会では、熱分析の基礎および測定事例について講義が行われ、今年度導入された入力補償型示差走査熱量測定装置(JKA補助事業導入機器)を用いたデモ測定実習を通じて、熱分析について解説しました。

 

 

 

 

 

 

ものづくり基礎技術セミナー2025 in 函館

「製造業における生成AIの活用」

日 時:令和7年11月17日(月)14:00~16:00

会 場:北海道立工業技術センター 会議室

講 師:アンドデジタル株式会社 西岡 祐樹 氏、東井 優夏 氏

主 催:一般社団法人北海道機械工業会、北海道機械工業会 函館支部、北海道機械工業会 鉄骨部函館支部

共 催:公益財団法人函館地域産業振興財団、函館鋼構造物工事業協同組合、道南機会造船工業協同組合

参加者:24名

近年注目を集めている生成AIは、ビジネス分野においても様々な活用が期待されています。本研修会では、製造業界における生成AIの活用事例の紹介や、生成AIを活用するための基礎知識について講義が行われました。さらに、各自スマートフォンを用いたワークショップにより、生成AIツール「Google Gemini」の実践的な活用ノウハウを学びました。