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設備機器紹介
令和7年度 JKA(競輪)補助事業による導入機器のご紹介
「示差走査熱量測定装置(入力補償型)」
物質の融点、凝固点などの温度や転移に伴う重量当たりの熱量を計測・評価できます。
物質の融点、凝固点やガラス転移点、酸化、還元など、さまざまな転移温度は、その材料加工や材料の熱安定性を確認する上で、重要なデータとなります。また、近年はSDS(化学物質等安全データシート)が広く普及しており、融点などの熱のデータも記載することになっています。本機器は、高速で正確な温度、熱量データが取得可能で半導体、高分子、無機、有機材料をはじめ食品や化粧品などの熱に関するデータの確認にご活用いただけます。
本機器は「JKA(競輪)補助事業」により令和7年度に導入されました。
【仕様】
型式 :DSC8500
ファーネスタイプ :ダブルファーネス
測定原理 :入力補償方式
マスフローコントローラー :標準装備 2系統
冷却方式 :イントラクーラー(-70℃〜)
測定温度上限 :750℃
熱量正確度 :±0.2%以内
熱量再現精度 :±0.5%以内
ご質問やご相談がございましたら、当センターへお気軽にご連絡ください。
【お問い合わせ】研究開発部 マテリアルテックグループ 小林 TEL(0138)34-2600
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トピックス
展示会出展報告
ビジネスEXPO2025への出展報告
日 程:令和7年11月6日(木)~7日(金)
場 所:アクセスサッポロ(札幌市)
来場者数:21,632名(開催2日間合計)
北海道ビジネスEXPOは、今年で第39回目の開催となり“大改革に挑む北海道~ポテンシャルを真価に変える‘未来創造イノベーション’~”をテーマに、北海道の課題解決につながるような魅力あふれる製品・サービス・研究成果について情報発信する北海道最大級のイベントです。
当財団が設置する「はこだてビジネス交流ゾーン」に、函館地域の企業と函館市産業支援センターとともに出展し、来場者の皆様に展示品を説明しました。


公益財団法人函館地域産業振興財団(はこだてビジネス交流ゾーン)
・㈱アクトシステムズ
・上加冷機工業㈱
・エスイーシー・シープレックス㈱
・函館酸素㈱
・㈱グローバル・エブリット
・函館市産業支援センター
・北海道立工業技術センター
一般技術研修会の開催報告
「食品保存技術の全体像とロングライフ化について」
~保存技術の基礎から(ロングライフ)惣菜・レトルト・無菌包装技術まで~
日 時:令和7年9月25日(木)13:30~16:30
会 場:北海道立工業技術センター 会議室
講 師:増田食品開発コンサルティング 代表 増田 敏郎氏
参加者:20名
近年、食品ロス削減の推進に伴い、食品の賞味期限の延長(ロングライフ化)が注目されており、製造工程における生産技術の向上や気密性の高い包装資材の開発など、ロングライフ化に関する技術開発が進んでいます。本研修会では、食品保存の基礎、ロングライフ化技術、ロングライフ食品の品質および工程管理、包装材料などについて、事例を交えながら、食品のロングライフ化技術の全体像と重要点を解説いただきました。近年、食品のおいしさにとって、味や香りは重要な要素となっています。

「粒度分布測定セミナー」
~レーザ回折・散乱式粒子径分布測定装置を用いた測定法~
日 時:令和7年10月17日(金)13:30~15:30
会 場:北海道立工業技術センター 会議室、耐候耐食試験室
講 師:マイクロトラック・ベル株式会社
テクニカルサービスセンター 東京営業所 技術 村井 敦紀 氏
参加者:5名
飲料、食品、医薬、バイオテクノロジー、化学物質、金属など、粉体粒子に関わる新素材・材料開発においては、粒子径の制御が重要です。本研修会では、粒度分布の基礎、測定原理、測定事例の紹介が行われ、あわせて粒度分布測定装置を用いたデモ測定を実施しました。

「熱分析(入力補償型示差走査熱量測定装置)セミナー」
日 時:令和7年10月24日(金)15:00~16:30
会 場:北海道立工業技術センター 複合材料成形試作室
講 師:工業技術センター 研究開発部 マテリアルテックグループ 小林孝紀
参加者:7名
素材高分子、半導体用高分子、金属材料、食品素材などの材料を取り扱う際には、融点などの転移温度や単位熱量測定といった熱特性が重要な品質指標となります。本研修会では、熱分析の基礎および測定事例について講義が行われ、今年度導入された入力補償型示差走査熱量測定装置(JKA補助事業導入機器)を用いたデモ測定実習を通じて、熱分析について解説しました。

ものづくり基礎技術セミナー2025 in 函館
「製造業における生成AIの活用」
日 時:令和7年11月17日(月)14:00~16:00
会 場:北海道立工業技術センター 会議室
講 師:アンドデジタル株式会社 西岡 祐樹 氏、東井 優夏 氏
主 催:一般社団法人北海道機械工業会、北海道機械工業会 函館支部、北海道機械工業会 鉄骨部函館支部
共 催:公益財団法人函館地域産業振興財団、函館鋼構造物工事業協同組合、道南機会造船工業協同組合
参加者:24名
近年注目を集めている生成AIは、ビジネス分野においても様々な活用が期待されています。本研修会では、製造業界における生成AIの活用事例の紹介や、生成AIを活用するための基礎知識について講義が行われました。さらに、各自スマートフォンを用いたワークショップにより、生成AIツール「Google Gemini」の実践的な活用ノウハウを学びました。

お知らせ
賛助会員制度のご案内
公益財団法人函館地域産業振興財団では、事業の円滑な業務連携と道南地域や北海道の産業振興に資するために、賛助会員制度を設け会員の募集を行っております。
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工業技術センター見学の申し込みを随時受け付けしております。
皆様、お気軽に見学にお越しください。
(写真)北海道立工業技術センター展示ホール

※共同研究・技術相談成果品等多数展示しております。
【お問い合わせ】研究開発部研究支援課 ℡(0138)34-2600
工業技術センターでは個別技術研修を行っています。
企業などの技術的課題の多様化に対応するため、個別密着型で、かつ技術移転を重視した個別の技術研修を行っております。食品の加工・品質評価、工業材料・部品等の試作・評価、測定・試験用機器の活用方法など個々の技術ニーズに対応いたしております。
【開催日】随時
【場 所】北海道立工業技術センター
【受講料】無料
【お問い合わせ】研究開発部 ℡(0138)34-2600
会議室・研修室を利用しませんか
工業技術センターでは、会議室・研修室を貸出ししています。セミナー、研修会から少人数での会議、打合せなどにご利用できます。お気軽にお問い合せください。

(写真左)会議室 (写真右)研修室
使用料金:会議室1時間につき2,750円 研修室1時間につき1,750円
【お問い合わせ 研究開発部研究支援課 ℡(0138)34-2600
公益財団法人函館地域産業振興財団めるまが配信中
当財団では、新事業創出による地域経済の活性化を目的として、地域企業における研究開発、技術水準の高度化、起業化、起業化推進等に対する各種資金供給や技術支援、人材育成事業などを行っています。また、管理運営している北海道立工業技術センターでは、地域企業の技術の高度化や新製品の開発を支援するため、研究開発、試験分析、技術相談、研修、技術情報提供、広報、産業化支援など様々な事業を行っています。
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