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令和5年3月号

こんなことができます

分光測色計(据置タイプ) (コニカミノルタジャパン株式会社、CM-5)

分光測色計は、色を測定および評価する測定器です。各波長の反射率や透過率を測定することで試料の色を数値化します。L*a*b*やXYZなど、複数の表色系で色を評価できる他、試料間の色の違い(色差)も数値で表すことができるため、工業製品や食品などの品質評価や管理、規格化などに有効です。固形物以外にも小麦粉などの粉体やジャムなどのペースト状の試料も測定できます。本器は、小型で持ち運びが可能なハンディータイプのものに比べ、シャーレや試料台の種類が豊富なため、様々な形状の試料を測定しやすいのが特徴です。

【仕様】

照明・受光光学系: SCI(正反射光を含む)/SCE(正反射光除去)での反射測定、透過測定

測定波長:360nm~740nm

測定波長間隔:10nm

観察条件:2°視野、10°視野

観察光源(本体光源):A、C、D50、ID50、D65、ID65、F2、F6、F7、F8、F10、F11、F12

表色系:L*a*b*、L*C*h、ハンターLab、Yxy、XYZ、マンセル、および各色差

表示:分光数値/グラフ(反射、透過、吸光度)、色彩値、色差値、色差グラフ、疑似カラー

 

ご質問やご相談がございましたら、当センターへお気軽にご連絡ください。

【お問い合わせ】研究開発部 食産業技術支援グループ 木下 TEL(0138)34-2600

(写真)分光測色計(据置タイプ)

トピックス

展示会に出展

道内ものづくり企業のための先端技術人材育成フォーラム in 函館

 

日 時:令和4年12月7日(水)13:30~17:00

場 所:ホテル函館ロイヤルシーサイド

 

道内ものづくり産業における人手不足などの課題解消のため、ものづくり現場で先端技術を目的としたセミナーとデジタル技術・IoT・ロボットなどの先端技術の展示会からなるフォーラムが開催されました。展示会は、多くの来場者で賑わっており、当財団の展示ブースも紙製のロボットハンドによる食品把持やAIによる通行人検出の実演展示を中心に説明を求める来場者が途切れることなく大変盛況でした。

(写真)展示ブースの様子

研修会開催

異物事故の初期対応と異物検査の有効活用

~異物検査で何が証明できるか~

 

日 時:令和5年1月19日(木)15:00~16:30

場 所:工業技術センター会議室

講 師:イカリ消毒株式会社 異物分析部 科学分析課 中野かおり氏

参加者:26名

 

食品異物をテーマにイカリ消毒株式会社異物分析部科学分析課 中野かおり氏をお招きして研修会を開催しました。前半は座学、後半は顕微鏡を用いた実習形式で行われました。座学では、異物事故の動向や、初期対応の注意点、異物検査手法の説明や検査結果の解釈、異物検査事例について講義が行われました。後半の顕微鏡を用いた簡易検査の実習では、観察の重要性について理解を深め、自主検査を促す機会となりました。参加者は熱心に実習に取り組み大変有意義な研修会でした。

【研修内容】

・異物事故の動向

・異物事故が起きた際の初期対応

・簡易検査の手法と解説(実習)

・検査事例の紹介

(写真)研修会の様子

 

 

 

 

 

XRコンテンツ活用・体験講座

 

日 時:令和5年2月9日(木)14:00~15:30

場 所:工業技術センター研修室

講 師:北海道立総合研究機構 ものづくり支援センター 安田星季氏

参加者:9名

 

本研修会は、3Dデザインや3Dコンテンツ等の研究開発を行っている道総研工業試験場の安田星季氏を講師としてお招きし、XR(仮想現実)に関する知見や技術の習得を目的として、以下の内容で実施しました。

・XRの産業利用例・関連研究の紹介

建築分野や医療分野、ものづくり分野等における利用事例と道総研工業試験場での開発事例として熟練者の技能を初心者に教示・継承するコンテンツ等の説明を行いました。

・XRデバイスの操作実習

実際にマイクロソフト社のヘッドセットを参加者に装着していただき機器の基本概要やMR(複合現実)コンテンツの操作方法について説明を行いました。

・XRコンテンツ開発手法の紹介

コンテンツ開発に必要となる技術とし、3DCGの描画や音声出力、操作入力等の処理を統合的に管理するゲームエンジンの概要や利用方法について紹介を行いました。

参加者は熱心に聴講しており、実習では機器を装着し意欲的にMRコンテンツの操作方法を習得して様子であり質疑応答や意見交換も活発に行われ、大変有意義な研修会でした。

(写真左)講師 安田星季氏(写真右)研修会の様子

 

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お知らせ

工業技術センター見学の申し込みを随時受け付けしております

皆様、お気軽に見学にお越しください。

(写真)北海道立工業技術センター展示ホール

 

※共同研究・技術相談成果品等多数展示しております。【お問い合わせ】研究開発部研究支援課 ℡(0138)34-2600

 

 

工業技術センターでは個別技術研修を行っています

 企業などの技術的課題の多様化に対応するため、個別密着型で、かつ技術移転を重視した個別の技術研修を行っております。食品の加工・品質評価、工業材料・部品等の試作・評価、測定・試験用機器の活用方法など個々の技術ニーズに対応いたしております。

【開催日】随時

【場 所】北海道立工業技術センター

【受講料】無料

【お問い合わせ】研究開発部 ℡(0138)34-2600

会議室・研修室を利用しませんか

工業技術センターでは、会議室・研修室を貸出ししています。セミナー、研修会から少人数での会議、打合せなどにご利用できます。お気軽にお問い合せください。

(写真左)会議室 (写真右)研修室

使用料金:会議室1時間につき2,750円  研修室1時間につき1,750円【お問い合わせ】 研究開発部研究支援課 ℡(0138)34-2600

 

公益財団法人函館地域産業振興財団めるまが配信中

 当財団では、新事業創出による地域経済の活性化を目的として、地域企業における研究開発、技術水準の高度化、起業化、起業化推進等に対する各種資金供給や技術支援、人材育成事業などを行っています。また、管理運営している北海道立工業技術センターでは、地域企業の技術の高度化や新製品の開発を支援するため、研究開発、試験分析、技術相談、研修、技術情報提供、広報、産業化支援など様々な事業を行っています。

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「北海道立工業技術センター研究報告第17号令和4年」完成

「北海道立工業技術センター研究報告」ができました。ご希望の方はご連絡ください。無料で提供しています。

【お問い合わせ】研究開発部研究支援課 ℡(0138)34-2600

(写真)令和4年研究報告

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