函館・道南では、地元の資源やオリジナルな技術を活用したユニークな企業が数多く活躍しています。
当ホームページでは、それらの企業を取材し、広く全国に向けて発信しています。

函館・道南の頑張っている企業紹介ホームページ
トップページ > 新技術 > (株)寺島商会
(株)寺島商会
顧客は農業から業業者へ、昆布との出会いが契機に
代表取締役 寺島達則さん寺島商会は昭和48年(1973年)創業。「当初はヤンマーなどの農業機械を扱っていた。その後、当時始まったばかりの道南での昆布の養殖業者の需要に応えるべく昆布洗浄機や乾燥機分野に進出。他社製機械の代理販売から、やがて自社開発乾燥機の製造販売、メンテナンスへと進んだ」と語るのは同社の創業者の長男で2010年12月に社長に就いた寺島達則氏。
↑代表取締役 寺島達則さん

  顧客のニーズにきめ細かく応えていくことで同社の事業は大きく成長。現在は、自社開発の昆布乾燥機の製造販売とメンテナンスが売り上げの約8割を占めるほか、昆布洗浄機、ホタテの貝殻洗浄機など、漁業に関する機器を中心に取り扱っている。

  今や同社の販路は昆布漁の盛んな全道沿岸一帯へと拡大。代理店を道南5カ所のほか、日高、羅臼、雄武、網走、北見枝幸、稚内、利尻、小樽の道内21カ所に設置。大手メーカーには難しいとされる、きめ細やかなサポートやメンテナンスの力が同社の強みであり、顧客のニーズを的確に捉え、新たな商品開発に繋げてきたことが、昆布乾燥機の分野でトップを走る原動力となっている。
創立 1973年3月
代表者 代表取締役 寺島 達則
住所 〒041-0804
函館市赤川町40-106
企業の場所を地図で確認できます
TEL (0138)46-5527
FAX (0138)46-5529
E-mail terasyo@msb.ncv.ne.jp
URL  -
従業員 10名
年商 1億7,000万円(平成27年2月期決算)
資本金 1,050万円
 
昆布洗浄機
昆布洗浄機は同社が最初に手掛けた漁業用機器。同社の昆布洗浄機は、洗浄ブラシを豊富に取り揃えていることや独特のゴムロールの機能に強みがあるという。同じ北海道内でも、地域、水揚げされる時期によって異なる性質をもつ昆布。それらを、幅、堅さ、厚み、ゴミの付着の度合いなどに応じて、昆布に傷をつけず、汚れだけをしっかり落とすブラシを顧客に提案している。同社が、各浜毎に異なる昆布の特徴を熟知しているからこそできるサポートといえるだろう。

昆布乾燥機「マリンドライTSH-125」
昆布乾燥機は、「従来の乾燥機は値段が高すぎる」という顧客のニーズに応えて低価格を実現。新設計の焼却炉により熱効率が高まり、従来品より燃費を抑え、省エネ効果が向上したという。操作パネルは極力シンプルにしつつ、タイマー、温度調節器をつけたことで自動運転を可能にした。同社開発の乾燥機は耐久年数が長いことも魅力で、顧客と長年に渡って築き上げてきたこれまでの信頼関係が実を結び、発売以来注文が殺到するヒット商品となった。また、乾燥機はその構造上、煙突から熱が逃げてしまうことから、排熱を30%リターンするための「排熱交換器」をオプションで取り付けることが可能な点も支持されたという。
乾燥機を販売し、設置するにあたって同社が重要視していることは、効率よく正しく使ってもらうためのサポートだ。設置場所がそれぞれ異なることから、送風機の向きを変えるなど様々な微調整をしていく。更には昆布の乾き具合にムラが出ることのないよう、必要に応じて扇風機、換気扇などを取り付ける提案もするという。乾燥の具合は季節によっても微妙に変わるため、絶えず顧客を訪問し、昆布の乾き具合を確認する。「昆布乾燥機というものは、機械だけ販売しても駄目。」常に顧客の立場に立って考えることが大事だという。昆布が水揚げされてから洗浄、乾燥までの一連の作業は、時間との戦いであり、最も気を使うという。同社の洗浄機、乾燥機にもしものことがあれば、その日の作業に支障が出るだけでなく、昆布の品質が落ちたり、最悪の場合すべての昆布が駄目になる。そのことを熟知している同社は、電話1本で迅速にメンテナンス出来る体制をとっており、なかでも道南地域に関しては24時間対応だという。すでに販売中止となった旧型乾燥機の部品も常時取り揃えて対応する。万全のサポートからくる安心が顧客からの信頼へと繋がっていく。
昆布洗浄器
▲昆布洗浄器

マリンドライ「TSH-150」(間熱式昆布乾燥機)
マリンドライ「TSH-150」(間熱式昆布乾燥機)

マリンドライ「TSR-600K」(間熱式昆布乾燥機)
マリンドライ「TSR-600K」(間熱式昆布乾燥機)
 
今後の展開
北海道産の昆布の品質は日本一と言われており、近年の健康志向も高まってますます需要が伸びていく見通しであり、乾燥機の市場もまだまだ伸びる余地があるという。その理由は、高額で操作が難しかった従来の乾燥機のイメージが浸透しているために、「マリンドライ TSH-125」や「TSR-600K]が持つメリットが昆布漁業従事者に十分伝わっておらず、昔ながらの乾燥法を守り続ける漁師の方も依然少なくないからだという。今後は「マリンドライ TSH-125」が持つメリットと、同社がこれまで取り組んできた昆布漁従事者の立場に立った「万全のサポート体制」をアピールしていくことで、新たな顧客獲得につなげたいという。
 また、更に努力を重ねて地域社会の発展に貢献できる企業に成長していきたいと抱負を語った。
(株)寺島商会パンフレット
▲(株)寺島商会パンフレット
 
本サイトは、公益財団法人 函館地域産業振興財団によって運営・管理されています。
本サイトに掲載されている画像・文章等、すべての無断転載・引用を禁止します。
Copyright (C) 2005 公益財団法人 函館地域産業振興財団 All Rights Reserved.