試験分析

新事業や新製品の開発には、さまざまな試験・分析技術が必要です。
多彩な機器・設備で、地域企業などのご依頼にお応えします。

北海道立工業技術センターは、新事業・新製品の開発工程で必要となる材料試験や精密測定、食品の品質評価分析など、さまざまな試験分析を正確・迅速に行う機器設備を備えています。多くの地域企業が当センターの試験分析を活用し、研究開発に役立てています。

ご希望により、試験成績証明書の発行(有料)も行っています。

【ご利用方法】はこちらをご覧ください

過去に地域企業などから依頼された試験分析件数
H28 H29 H30 R1 R2
378件 286件 376件 283件 252件

主な試験業務

一般強度試験

外から加えられるさまざまな力に対する強さやたわみの度合いを基準に沿って厳正に試験を行い、その結果を数値化します。

[利用事例]
木質材料及び木工製品の耐久性と強度試験など

使用機器:精密万能試験機 など

硬さ試験

製品の表面に一定の荷重で一定形状の硬質圧子を押込み硬さを測定します。

[利用事例]
微小部品から大型製品まで、さまざまな材料の硬度を測定

使用機器:ロックウェル硬度計 など

顕微鏡組織観察

非常に高倍率な電子顕微鏡によって金属表面などの組織観察を提供します。

[利用事例]
品質保証に関する解析

使用機器:走査型電子顕微鏡 など

細菌数測定(微生物検査)

食品の衛生状態確認のために、汚染指標菌(一般生菌、大腸菌群、カビ・酵母等)を中心とした微生物検査を行っています。

[利用事例]
食品の製造企業の自主的な衛生管理支援

使用機器:細菌検査用ホモジナイザー
など

水分活性測定

食品の保存性の指標である水分活性を測定します。

[利用事例]
食品の耐微生物状況を測定値で判断
水分活性測定装置
使用機器:水分活性測定装置

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主な分析業務

食品成分簡易分析

食品の品質を評価する基本的な成分である塩分、糖度、酸度などを簡易に分析します。

[利用事例]
食品の栄養成分表示に関わる分析

フーリエ変換赤外分光分析

物質がどのような化学結合や原子団をもっているかを知るための分析します。繊維表面の汚れ、異物の化学分析なども行います。

[利用事例]
食品に誤って混入したプラスチックなどの異物検証
フーリエ変換赤外分光光度計
使用機器:フーリエ変換赤外分光光度計
など

液体クロマトグラフ分析

液体に含まれる成分の含有量を分析します。難揮発性化合物や熱に対して不安定な化合物の成分分析に適しています。
(気体の分析にはガスクロマトグラフをご利用ください。)

[利用事例]
食品や医薬品に含まれる微量成分の分析

使用機器:高速液体クロマトグラフ
など

定性元素分析

試料中にどのような元素が含まれているかを分析します。
試料を破壊せずに分析が可能です。

[利用事例]
発注部品が指定した材料で作られているかの検証
食品に混入した異物の特定

使用機器:蛍光X線分析装置 など

試験分析依頼書(PDF)ダウンロード

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北海道立工業技術センター条例に規定する、以下の内容をご確認のうえご利用ください。

[利用受け入れの決定基準・標準処理期間] PDF(48KB)
[利用を受け入れないときの判断基準] PDF(52KB)