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研修会開催

「微生物の挙動から見た食品設計」

日時:平成26年2月14日(金)14:00~17:00

場所:北海道立工業技術センター

講師:北海道大学大学院農学研究院食品加工工学研究室 准教授 小関成樹氏

   北海道渡島保健所生活衛生課食品保健係 専門員 中田嘉子氏

参加者:35名

 近年、食の安全・安心に対する関心が益々高まっております。特に、食品中の微生物数の変化を知ることは、安全な食品を設計する上で非常に有益な情報となります。そこで、北海道大学大学院農学研究員食品加工工学研究室 准教授 小関成樹氏、北海道渡島保健所生活衛生課食品保健係 専門員 中田嘉子氏をお招きして研修会を開催しました。国内の予測微生物の第一人者である小関氏の講演では、予測微生物の概略、食品微生物挙動データベースMRV(Microbial Responses Viewer)、企業活動での利用等についてテキストを使いながら紹介して頂きました。また、中田氏からは、弁当・惣菜をモデルに行った黄色ブドウ球菌による食中毒リスク分析事例について紹介し、科学的データに基づいた食品設計や衛生管理等についてテキストを用いて説明して頂きました。参加者は、微生物数の増減挙動の捉え方や分析データを利用した食品づくりの考え方等熱心に聴講し、講演終了後も自社で取り扱っている製品に関する具体的な質問もあり、有意義な研修会でした。

(写真左)北海道大学大学院農学研究員食品加工工学研究室 准教授 小関成樹氏

(写真右)北海道渡島保健所生活衛生課食品保健係 専門員 中田嘉子氏

(写真)研修会の様子