Hitec newsHITEC ニュース
設備機器紹介
令和6年度 電源交付金による導入機器のご紹介
北海道は、電源交付金を活用して、北海道立工業技術センターに以下の4機器を導入し、研究開発体制の充実が図られました。
機器の利用等については、工業技術センター(代表TEL:0138-34-2600)まで、お問合せください。
機器等名称 |
用途 |
機器写真 |
3Dモデル用CAD
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モデルの頂点・辺・面の固定等の数値や拘束条件をイメージすることなく、直感的に操作するダイレクトモデリングにより3Dモデルを作成する3DCAD。 | ![]() |
高速液体クロマトグラフ
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食品のうま味成分や水産物の鮮度指標成分、ヒスタミンなどの衛生指標成分のような微量成分を高精度に定量分析する装置。 | ![]() |
マイクロプレートリーダー
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試料中の目的成分濃度を定量する装置であり、ポリフェノールやタンパク質等食品成分の定量や、食品中の機能性成分の酵素阻害活性等を評価に使用できる分析装置。 | ![]() |
薬用冷蔵ショーケース
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2~14℃の温度帯で各種試薬や実験試料等を保管する装置(有効内容積345L)。 | ![]() |
トピックス
「北海道立工業技術センター業務報告令和6年度」完成
「北海道立工業技術センター業務報告」ができました。ご希望の方はご連絡ください。無料で提供しています。
【お問い合わせ】研究開発部研究支援課 ℡(0138)34-2600
創業支援セミナー開催報告
テーマ:プレゼンテーションスキルアップ講座
日 時:令和7年6月6日(金) 13:30-16:00
場 所:北海道立工業技術センター 会議室
講 師:株式会社T&T Eng. 取締役 岩崎 巧 氏
主 催:(公財)函館地域産業振興財団、函館市、北斗市、七飯町
参加者:22名
創業希望者や業務でプレゼンテーションを行う方を対象とした、プレゼンテーションスキルアップ講座を開催しました。プレゼンテーションの基本の考え方や構成に加え、生成AIを用いたプレゼンテーション資料作成方法など、デモンストレーションを用いて、詳しく解説していただきました。
(公財)函館地域産業振興財団の令和7年度助成事業決定
6月19日(木)に開催された令和7年度「研究開発助成事業」の審査会において、次のとおり交付対象事業が決定しました。
研究開発助成事業
1 株式会社Mark1
「食品密閉用加熱装置の研究開発」
助成予定額 3,000,000円
令和7年度事業計画から
北海道立工業技術センターでは、地域企業の技術の高度化や新製品の開発を支援するため、研究開発、試験分析、技術相談、研修、技術情報提供、広報、シーズ活用支援事業などの事業を行っています。今回は、令和7年度実施予定の事業計画の中から研究開発事業のテーマをご紹介します。
研究開発事業(高度技術開発・応用研究事業)
北海道・函館市・北斗市・七飯町の補助を受け実施する研究開発事業は、地域企業の技術の高度化、新製品の起業化及び地域ニーズに即応した先端技術分野における応用技術の研究開発を推進することを目的としており、研究開発期間は、2~3年を目途としています。
テーマ:地域製造業向けオープンソースロボットハンドモデルに関する研究
分 野:ロボテックグループ
実施年度:令和5年度~令和7年度
概 要:地域の製造業でニーズが高い食料品製造業向けのロボットの技術開発のために、3Dプリンターで作製可能な地域製造業向けオープンソースロボットハンド基本モデルに関する研究開発を行う。
テーマ:地域製造業の生産性向上支援に向けた異常検知手法に関する調査研究
分 野:ロボテックグループ
実施年度:令和7年度~令和9年度
概 要:製造業において生産性の向上を図るには、製品歩留まりや設備稼働率の改善等が不可欠で、種々の異常を迅速に検知することが重要であることから、機械学習手法等の検討を通した異常検知技術に係る研究開発を行う。
テーマ:地域製造業向けIoTのヒューマンインタラクションに関する研究
分 野:ロボテックグループ
実施年度:令和5年度~令和8年度
概 要:地域製造業における効率的かつ効果的なDX技術導入のために、地域製造業のDXに対する課題調査、生産、ヒト、環境要素の課題調査、HI(ニューマンインタラクション)の整理およびIoT試作仕様検討、IoTの試作実験およびHI検証等を行う。
テーマ:スパッタ法を用いた薄膜製作技術に関する研究
分 野:マテリアルテックグループ
実施年度:令和6年度~令和7年度
概 要:半導体薄膜の作成や機械金属の耐摩耗性・防食性を高めるための表面処理に用いられるスパッタ法について、函館地域の真空装置メーカーが開発したスパッタ装置を用いて、薄膜作成条件の調査検討を行う。
テーマ:相対湿度制御した効率的な乾燥装置技術に関する研究開発
分 野:マテリアルテックグループ
実施年度:令和5年度~令和7年度
概 要:相対湿度制御による効率的な乾燥装置技術の構築を目的に、相対湿度制御時の乾燥特性評価、相対湿度の周期操作の乾燥特性評価、乾燥製品の品質評価などを行い、地域食品素材のための高品質な乾燥装置技術の研究開発を行う。
テーマ:高付加価値化を目指した水産物の鮮度保持技術に関する研究開発
分 野:フードテックグループ
実施年度:令和7年度~令和9年度
概 要:和食の普及により、アジアを中心に高鮮度の日本産生鮮水産物の需要が高まっていることから、刺身として食べられることを示すことができる品質項目等について調査・検討し、その高鮮度化と刺身可食期限の延長を実現する研究開発を進める。
テーマ:海藻成分を利用した油脂素材の製造技術開発
分 野:フードテックグループ
実施年度:令和5年度~令和7年度
概 要:生の海藻を原料とした、海藻中の機能性成分を含有し風味に特徴がある海藻油の簡易な製造技術について、抽出方法の最適化や海藻油の洗浄工程などの検討開発を行う。更に、得られた海藻油の品質評価技術の開発も行い、地域の食品企業に技術移転する。
テーマ:レトルト殺菌技術を応用した冷蔵食品の開発に関する研究
分 野:フードテックグループ
実施年度:令和5年度~令和7年度
概 要:道南地域に集積するレトルト殺菌装置を活用した保存性の高い冷蔵食品の開発のために、試作試験、殺菌後・保管後の品質等の評価を行い、高品質な長期保存冷蔵食品の製造に適した条件を整理し、その成果を用いて地域企業への技術支援を行う。
テーマ:道南地域の果実加工残渣の食品利用法開発に関する研究
分 野:フードテックグループ
実施年度:令和6年度~令和8年度
概 要:道南地域の果実加工残渣の食素材への有効利用を目指し、新たな製品開発に関する技術知見の収集を目的に、道南地域のブドウ等の果実をモデル系として、粉末化やペースト化などの加工方法の検討を行う。また、機能性成分情報の整理を行い、得られた知見を基に地域企業への技術支援を行う。
お知らせ
賛助会員制度のご案内
公益財団法人函館地域産業振興財団では、事業の円滑な業務連携と道南地域や北海道の産業振興に資するために、賛助会員制度を設け会員の募集を行っております。
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JKA(競輪)補助事業導入機器のご紹介
【JKA(競輪)補助事業】により導入した試験分析機器を、地域企業や起業を目指す方に広く開放していますので、ご活用ください。
■■■詳しくはこちらから■■■■■■
公益財団法人函館地域産業振興財団めるまが配信中
当財団では、新事業創出による地域経済の活性化を目的として、地域企業における研究開発、技術水準の高度化、起業化、起業化推進等に対する各種資金供給や技術支援、人材育成事業などを行っています。また、管理運営している北海道立工業技術センターでは、地域企業の技術の高度化や新製品の開発を支援するため、研究開発、試験分析、技術相談、研修、技術情報提供、広報、産業化支援など様々な事業を行っています。
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工業技術センターでは個別技術研修を行っています。
企業などの技術的課題の多様化に対応するため、個別密着型で、かつ技術移転を重視した個別の技術研修を行っております。食品の加工・品質評価、工業材料・部品等の試作・評価、測定・試験用機器の活用方法など個々の技術ニーズに対応いたしております。
【開催日】随時
【場 所】北海道立工業技術センター
【受講料】無料
【お問い合わせ】研究開発部 ℡(0138)34-2600
工業技術センター見学の申し込みを随時受け付けしております。
皆様、お気軽に見学にお越しください。
(写真)北海道立工業技術センター展示ホール
※共同研究・技術相談成果品等多数展示しております。
【お問い合わせ】研究開発部研究支援課 ℡(0138)34-2600