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「北海道立工業技術センター業務報告令和3年度」完成

「北海道立工業技術センター業務報告」ができました。ご希望の方はご連絡ください。無料で提供しています。

【お問い合わせ】研究開発部研究支援課 ℡(0138)34-2600

(写真)令和3年度業務報告

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(写真)令和3年度北海道立工業技術センター業務報告

令和3年度導入機器の紹介

【機器名】電界放射型走査電子顕微鏡

【型 式】TESCAN社 TESCAN CLARA LMH

【用 途】金属やプラスチックなどの表面を高倍率で観察する装置。表面観察と同時に元素分析も可能。金属・無機材料、電子部品、機械部品に関する研究開発、製造技術開発などに利用できる。

 

 

【機器名】動ひずみ測定システム

【型 式】(株)共和電業 DPM-612B

【用 途】機械等に作用する応力等の測定において、ひずみゲージや各種センサ等の信号を高速かつ高精度に測定する機器。

 

 

【機器名】台ばかり

【型 式】(株)エー・アンド・ディ GP61K

【用 途】物体の重量を計測する測定器。最大ひょう量は61kgで、防塵・防水性を有する。

 

 

 

【機器名】食品用バンドソー

【型 式】(株)中島製作所 NSO-N8B

【用 途】帯状の鋸刃を高速で回転させて食品素材を迅速に切断する装置。主に冷凍肉や冷凍水産物の切断に用いる。

 

 

【機器名】バイオメディカルフリーザー

【型 式】PHC(株) MDF-MU549DH

【用 途】試薬や試料の品質の劣化を抑制するために、低温下(冷凍-40~-20℃)にて保管するためのフリーザー。上下室を独立して温度制御が出来る。

 

 

【機器名】送風定温恒湿器

【型 式】ヤマト科学(株)DKN402

【用 途】測定試料の乾燥などに用いる恒温器。乾燥室は90Lサイズで、室温+10〜250℃でプログラム運転が可能。

 

 

【機器名】マイクロ分析天びん

【型 式】METTLER TOLEDO社 Balance XPR56V

【用 途】サンプルの重量を高精度(最小単位1μg=0.000001g)で計測する装置。熱分析など計量を必要とする分析の精度向上に利用できる。

 

 

【機器名】自動研磨機

【型 式】ビューラー社 オートメット250プロ

【用 途】主に金属やセラミックス等の無機材料、電子部品(チップやバンプ部)、小型機械部品などについて、顕微鏡観察用試料を研磨するための装置。研究開発、技術指導、依頼試験等に使用。

 

 

機器名】分光測色計

【型 式】コニカミノルタジャパン(株)CM-5

【用 途】食品等の色調を測定して特性を解析する装置。製品開発や品質管理を行う上で不可欠の装置で、色調劣化の少ない加工技術の開発や賞味期限の設定等に使用する。

 

 

 

 

【機器名】薬用保冷庫

【型 式】PHC(株) MPR-N450FH-PJ

【用 途】試薬や試料を低温で保管するためのフリーザー付き薬用保冷庫。保冷庫部(2~14℃)とフリーザー部(-30~-20℃)を一台に集約している。

 

 

【機器名】純水製造装置

【型 式】オルガノ(株)ピュアライトPRA-0015-OV1

【用 途】水道水(市水)を原水として脱塩処理を行い、紫外線ランプ付きで電気伝導率:1μS/cm以下の実験用純水を製造できる。

 

 

【機器名】DNA増幅装置

【型 式】サーモフィッシャサイエンティフィック社 PROFLEX3x32-S5

【用 途】DNAを増幅するPCR手法を行うために使用する装置。独立制御可能な3つのサンプルブロックを搭載し、温度等の条件が異なるPCRを同時に行うことができる。生物種の同定等でDNAの塩基配列を分析するために利用する。

 

 

【機器名】超低温フリーザー

【型 式】(株)EBAC UD-90L376WNF

【用 途】分析試料等を超低温(-85℃)で保管する装置。脂質の酸化を抑制する等、生化学的性状を維持することが必要な試料等の保管に用いる。

 

令和4年度事業計画から

北海道立工業技術センターでは、地域企業の技術の高度化や新製品の開発を支援するため、研究開発、試験分析、技術相談、研修、技術情報提供、広報、シーズ活用支援事業などの事業を行っています。今回は、令和4年度実施予定の事業計画の中から研究開発事業のテーマをご紹介します。

 

研究開発事業(高度技術開発・応用研究事業)

 

北海道・函館市・北斗市・七飯町の補助を受け実施する研究開発事業は、地域企業の技術の高度化、新製品の起業化及び地域ニーズに即応した先端技術分野における応用技術の研究開発を推進することを目的としており、研究開発期間は、2~3年を目途としています。

 

テーマ:地域産業のロボティクス最適化モデルに関する調査研究

分  野:ものづくり技術支援グループ

実施年度:令和2年度~令和4年度

概  要:地域の製造業におけるロボット導入の促進と生産性向上やロボット産業参入企業の技術力向上を目的とし、ロボット導入後の負担軽減改善に寄与する検討手順や指標等の最適化について、ハンドリング技術を事例にした調査及び実験的検証を行う。

 

 

テーマ:画像処理技術を用いた生産情報のデジタル化手法に関する技術研究

分  野:ものづくり技術支援グループ

実施年度:令和4年度~令和6年度

概  要:製品の付加価値や生産効率の向上などの取り組みに重要な生産情報のデジタル化の推進を目的とし、地域企業でも取り組みやすい様に、最小限の機器導入で実現可能な画像処理技術を用いたデジタル化手法について技術開発を行う。

 

 

テーマ:成膜技術を応用した焼結用黒鉛型の導電性制御に関する研究

分  野:応用技術支援グループ

実施年度:令和4年度~令和6年度

概  要:真空装置関連技術であるCVD(化学蒸着法)やALD(原子堆積法)のような成膜技術を用いて、黒鉛型内部に導体/不導体膜を形成することで黒鉛型の導電性を制御し、緻密で均質な高機能焼結体作製技術の開発を行う。

 

 

テーマ:食関連材料の高度冷凍技術に関する研究開発

分  野:応用技術支援グループ

実施年度:令和2年度~令和4年度

概  要:地域資源である水産物の最適凍結手法の確立や水産加工品の品質保持、長期保存安定性確保による付加価値向上を目的とし、急速凍結と通常の緩慢凍結に関する凍結機構や凍結装置の現状、凍結評価方法を調査し、モデル食材での凍結及び解凍について検討するなど、総合的な評価を行う。

 

 

テーマ:スパッタ成膜技術に関する研究

分  野:応用技術支援グループ

実施年度:令和3年度~令和5年度

概  要:半導体材料などに用いる真空下でのスパッタ技術について、酸化物、窒化物等の薄膜成膜条件の検討を行い、成膜条件と薄膜構造及び光学的電気的特性との関連性を評価し、スパッタ薄膜の特性向上を図ると共に、函館地域の電子部品や光学部品を製造する企業への応用展開についても検討する。

 

 

テーマ:地域海藻素材の高度加工技術に関する研究開発

分  野:応用技術支援グループ

実施年度:令和2年度~令和4年度

概  要:函館真昆布のだし抽出特性を向上させる保管条件や加工技術の指標構築を目的とし、工業的なだし抽出における品質ニーズや抽出条件の整理、評価のための抽出条件や評価方法の検討、長期保管昆布のだし品質変化の評価、異なる昆布種や風味加工条件の違いによる抽出だし特性変化の評価を行う。

 

 

テーマ:地域新規多獲性魚種の利用加工に関する研究開発

分  野:食産業技術支援グループ

実施年度:令和4年度~令和6年度

概  要: 北海道で漁獲されるブリ等の新規多獲性魚種について、「加工利用特性の把握」、「下処理による品質改善効果の検証」、「調味による臭いの低減と旨味の増加効果等の検証」などを行い、官能的評価に加えて成分分析による科学的根拠を示すことにより、新規多獲性魚種の利用促進を図る。

 

 

テーマ:地域食品素材の機能性活用に向けた研究開発

分  野:食産業技術支援グループ

実施年度:令和2年度~令和4年度

概  要:地域食品企業のヘルシーDo等の認定を目指し、コンブやアカモクに含まれるフコキサンチンの抗肥満作用等を活用するため、収穫地域や時期等による含量の違いを調査し、原材料の一次加工方法の検討や、加熱、乾燥、粉砕等の基本的な加工工程による成分量の変化の研究などの基礎的な知見を集積する。

 

 

テーマ:地域資源に特異なDNA塩基配列の探索・利用技術の開発研究

分  野:食産業技術支援グループ

実施年度:令和2年度~令和4年度

概  要:当センターが開発した、函館産マコンブを海外産と識別するDNA分析技術について、地域資源であるダルスをモデルにDNAを抽出し、塩基配列の解読や他地域産との比較解析により地域資源に特異な(他とは異なる)塩基配列を探索し、産地識別等が可能なDNA分析技術の開発を検討する。

 

 

テーマ:凍結技術を活用した道産海藻資源の高価値化に関する研究開発

分  野:食産業技術支援グループ

実施年度:令和3年度~令和5年度

概  要:凍結技術を活用した昆布の高価値化を目的に、凍結条件による呈味成分保持効果のある粘性物質の産生量変化など、凍結条件が地域海藻資源の品質に及ぼす影響を詳細に検討し、新たな優位性の高い独自技術の開発を進め、その普及啓発を図る。

 

産業技術連携推進会議 令和3年度 感謝状受賞

活動名:鮮魚の価値向上に貢献する鮮度測定法の標準化活動および魚の鮮度評価技術の普及活動

 

授与機関:公益財団法人函館地域産業振興財団、北海道立工業技術センター

公益財団法人釧路根室圏産業技術振興センター

国立研究開発法人産業技術総合研究所北海道センター

 

授与の理由:・第1回目感謝状授与対象となった鮮魚輸送技術の普及活動をさらに全国展開するために、全国規模のコンソーシアムを発足運営した。

・鮮度の客観的評価のために鮮度の見える化の検討や評価のJAS化に向けて活動      し申出した。

・海外展開を目指し、鮮度保持技術者の育成に向けてJICA事業を推進している。

 

活動内容:・北海道立工業技術センター、釧路根室圏産業技術振興センターは、産総研省エネルギー研究部門の協力により北海道釧路市の株式会社ニッコーが開発したスラリーアイス製造装置「海氷」による魚の鮮度保持技術を普及する

活動を、令和元年度の感謝状授与後、さらに全国および国際的に展開した。

・北海道立工業技術センターは「鮮度保持」のためには魚の鮮度の測定法を標準化することが重要であると考え、魚の鮮度測定法の標準化に取り組んでいる(今年度JASに申出)。さらに農水省イノベーション創出強化研究推進

事業に採択され産総研を含め鮮度の簡易測定法の技術開発を推進している。また、魚の鮮度測定法の国際標準化についても水産研究・教育機構との協力により取り組みを開始した。

・釧路根室圏産業技術振興センターは、2020年度JICA事業に採択された。国際交流が可能になり次第、ベトナム国において鮮度保持技術に関する人材育成の事業を開始する予定。

「北海道立工業技術センター業務報告令和2年度」が完成

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(写真)北海道立工業技術センター業務報告

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令和3年4月1日付け北海道立工業技術センター長 安井 肇就任

4月よりセンター長を仰せつかりました安井肇と申します。道立工業技術センターは、函館圏テクノポリス構想に基づいて設立され、昭和、平成、令和の時代を地域の中核的試験研究機関として地域の産業界の皆様と共に進み、高度技術と産業振興を掲げ歩み続けて今年で35年目になります。近年、気候変動に伴う災害、生態系の変化や農水産資源の枯渇、新型コロナウイルスによる感染拡大など、社会状況が厳しく不安定です。しかし、ここでそんなことに負けずに、変容する社会や人のライフスタイルをよく見て、柔らかく適応してみませんか。地域経済の振興、雇用の促進につながる新産業化プロモーション、AI・IoTの応用、各種分析、研究開発、新製品の開発支援、人材育成などの事業をしっかり推し進めたいと思います。皆様、どうぞ、よろしく。

 

安井肇(やすい はじめ)

1955年、京都市生まれ。北海道大学卒業。水産学博士。専門は海洋共生学、海藻学。北海道大学で助手、准教授、教授。前水産学部長・学院長・研究院長。北海道大学名誉教授。イノベーションアワード2013全国イノベーション推進機関ネットワーク会長賞、平成30年度北海道科学技術賞。

 

令和3年度事業計画から

北海道立工業技術センターでは、地域企業の技術の高度化や新製品の開発を支援するため、研究開発、試験分析、技術相談、研修、技術情報提供、広報、シーズ活用支援事業などの事業を行っています。今回は、令和3年度実施予定の事業計画の中から研究開発事業のテーマをご紹介します。

 

研究開発事業(高度技術開発・応用研究事業)

 

北海道・函館市・北斗市・七飯町の補助を受け実施する研究開発事業は、地域企業の技術の高度化、新製品の起業化及び地域ニーズに即応した先端技術分野における応用技術の研究開発を推進することを目的としており、研究開発期間は、2~3年を目途としています。

 

テーマ:地域産業のロボティクス最適化モデルに関する調査研究

分  野:ものづくり技術支援グループ

実施年度:令和2年度~令和4年度

概  要:地域の製造業におけるロボット導入の促進と生産性向上やロボット産業参入企業の技術力向上を目的とし、ロボット導入後の改善負担軽減に寄与する検討手順や指標等の最適化について、ハンドリング技術を事例にした指標等に関する調査及び実験的検証を行う。

 

 

テーマ:生産情報収集のためのIoT及び関連技術に関する調査研究

分  野:ものづくり技術支援グループ

実施年度:令和元年度~令和3年度

概  要:地域企業の生産性向上や生産管理業務の効率化を目的とし、各企業での生産管理内容の調査などによる生産管理項目や管理方法の標準化と、生産情報のデジタル化に向けたデータ収集手法や管理手法などのシステム構築に関する調査及び検証を行う。

 

 

 

テーマ:導電性セラミックス材料を強化材とした複合材料の開発

分  野:応用技術支援グループ

実施年度:令和元年度~令和3年度

概  要:放電加工が可能な導電性セラミックス材料を強化材とした、生体材料系金属の複合材料開発を目的とし、粉末冶金法を用いた傾斜機能材料を試作し、医療用代替材料としての特性である強度、靭性、耐摩耗性、生体内安定性を中心とした評価を行うと共に、これらの材料の加工条件について検討する。

 

 

テーマ:スパッタ成膜技術に関する研究

分  野:応用技術支援グループ

実施年度:令和3年度~令和5年度

概  要:地元企業が開発した卓上型スパッタ装置を用い、酸化物、窒化物といった薄膜について成膜条件の検討を行う。次に、成膜条件と薄膜構造及び光学的電気的特性との関連性を評価する。スパッタ法の特徴を把握し、スパッタ薄膜の特性向上を図ると共に、函館地域の電子部品や光学部品を製造する企業への応用展開についても検討する。

 

 

テーマ:食関連材料の高度冷凍技術に関する研究開発

分  野:応用技術支援グループ

実施年度:令和2年度~令和4年度

概  要:地域資源である水産物の最適凍結手法の確立や水産加工品の品質保持、長期保存安定性確保による付加価値向上を目的とし、急速凍結と通常の緩慢凍結に関する凍結機構や凍結装置の現状、凍結評価方法を調査し、モデル食材での凍結及び解凍について検討するなど、総合的な評価を行う。

 

 

テーマ:地域海藻素材の高度加工技術に関する研究開発

分  野:応用技術支援グループ

実施年度:令和2年度~令和4年度

概  要:函館真昆布のだし抽出特性を向上させる保管条件や加工技術の指標構築を目的とし、工業的なだし抽出における品質ニーズや抽出条件の整理、評価のための抽出条件や評価方法の検討、長期保管昆布のだし品質変化の評価、異なる昆布種や風味加工条件の違いによる抽出だし特性変化の評価を行う。

 

テーマ:地域資源を活用した発酵食品の高付加価値化

分  野:食産業技術支援グループ

実施年度:令和2年度~令和3年度

概  要:国際競争力を持つ低コストで個性的なチーズ開発を目的とし、従来と異なる特長を有する新たな道南産チーズスターターの開発に向けて培養調整法を確立し、チーズを試作して熟成における風味に関する成分分析等を行い有効性を評価する。また、その結果を基に新たなチーズ商品開発を支援する。

 

 

テーマ:地域食品素材の機能性活用に向けた研究開発

分  野:食産業技術支援グループ

実施年度:令和2年度~令和4年度

概  要:地域食品企業のヘルシーDo等の認定を目指し、コンブやアカモクに含まれるフコキサンチンの抗肥満作用等を活用するため、収穫地域や時期等による含量の違いを調査し、原材料の一次加工方法の検討や、加熱、乾燥、粉砕等の基本的な加工工程による成分量の変化の研究などの基礎的な知見を集積する。

 

 

テーマ:地域資源に特異なDNA塩基配列の探索・利用技術の開発研究

分  野:食産業技術支援グループ

実施年度:令和2年度~令和4年度

概  要:当センターが開発した、函館産マコンブを海外産と識別するDNA分析技術について、地域資源であるダルスをモデルにDNAを抽出し、塩基配列の解読や他地域産との比較解析により地域資源に特異な(他とは異なる)塩基配列を探索し、産地識別等が可能なDNA分析技術の開発を検討する。

 

 

テーマ:凍結技術を活用した道産海藻資源の高価値化に関する研究開発

分  野:食産業技術支援グループ

実施年度:令和3年度~令和5年度

概  要:これまでに行ってきた様々な研究から、コンブが持つ粘性物質には舌上における呈味成分の保持効果があること、また、こうした粘性物質は凍結条件により産生量が変化する可能性があることがわかっている。そこで、本研究では、凍結条件が地域海藻資源の品質に及ぼす影響を詳細に検討することにより、新たな優位性の高い独自技術の開発を進め、その普及啓発を図ることを目的とする。